20141208

懲りない男の話

懲りない男の話をしよう。

その男は酒に酔うと暴飲暴食を繰り返す癖に悩んでいた。
この自堕落な酒食癖をそろそろ… 
いや、今すぐ治したいのである。
2014師走、「今度こそこの自堕落な食生活にピリオドを…」
と呟きながら男は夜空を仰いだ。

男は毎日早くて午前2時、遅くても4時過ぎには閉店する。
男は店内で殆ど何も食べていないときが多く、閉店と同時に空腹を満たしたい欲望にかられ深夜の池袋を徘徊する。
しかし気の利いた定食屋などはとっくに閉まっており選択はかなり限られてくる。
「さて今朝は何処へ行こうか」
男は懲りずに街へ帰っていった。

福新はその昔朝7時までやっていたが現在は3時まで、リンガーハットは4時まで、
と、どちらもゆっくりできない為パス。
グレートインディアで朝カレーというのは余りにもへヴィーなのでパス3、
君塚でうどんを立ち食いするのはこれまた余りにも寂しいのでパス4、
珠寿司で独り寿司というのもなんだか違う気がするパス5。
松島のごはんセットはちょいと悲しすぎてパス6、
近頃混んでる土佐っ子は人気すぎてパス7、
松屋は異空間すぎてパス8。
小次郎ラーメンは昨日行ったのでパス9、松ちゃんラーメンとか日高屋とか吉野家などは過去にトラウマがありオールパスだ。
男は懲りる様子はない。

さて男は「胸焼けローテーション」の店々をぐるりと回ったが何処へも入店せず胃液は逆流寸前であった。ハラヘリもピークはとっくに過ぎている。
もうどこでもええわと男が入店した店は某博多ラーメン店である。
男は餃子をオーダーし、冷えすぎたビールを腐りかけた胃袋に流し込んだ。
餃子が焼けた頃には男の胃の感覚及び満腹中枢は既にアルコールによって麻痺していたのだった。
博多風の豚骨ラーメンには「替え玉」が付き物だ。
既に男は酔っていた。
自らの体の事を労る気などこれっぽっちもない。
男は大食いクイーンよろしく食えもせん替え玉を連呼するのだった。
替え玉3玉食った翌日は「胸焼けローテーション」で紹介した店々の比ではない。
「自分の胃と食道をトイレのシュポシュポで吸い出したい」
そのような衝動に駆られる程の胸焼け状態である。
男は既に46歳であった。

お粥に梅干しの夕食を食べながら自制心のない男は考えていた。
「来年からはギャンブルは競馬だけにしようかな…」
男は全く懲りる様子はなかった。(つづく)

NTTの代理店にご用心

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